情報モラル学習で、何を扱っていけばいいのか?現場はいつも困ってしまいます。教育センターなど、先生を支援する機関の情報は、どうしてもひと時代古いものばかりです。一方子どもたちが使っているものは、常に最先端のものばかりです。子供たちの”今”に合わないのです。
一方、中学校などでは、『何か問題が起こってから』突然のように、”今”の問題だけの指導をすることが多いようです。ここに、『情報モラル指導』の難しさがあります。
本研究所が行なう研修会では、
①子供たちの”今”を、最初に肯定し、共感します。
②次に、その”今”に潜むキケンを、示していきます。
③最後に、キケンの向こう側にある損失を自覚させます。
決して、『〜しては、危ないよ!やめようね!』に終始することはしません。キケンを避ける行動がとれるのは、彼ら自身しかないのです。自らを守ろうとする姿勢を育てることが大切です。