【情報モラル教育研究所】情報モラル教育・ICT教育・校務支援システムなど、コンピュータと教育の関わりを研究しています。

情報モラルってなんでしょう?

ー情報モラル 指導者研修ハンドブック(http://www.cec.or.jp/monbu/pdf/h21jmoral/handbook_A4.pdf)には、以下のように書かれています。このハンドブックの作成にも、縁あってご一緒させて頂きました。

以下が、ハンドブックの冒頭に『情報モラル』の定義的な部分です。一度ご覧ください。

 「情報モラル」という言葉が初めて文部科学省で使われたのは平成8年度の中央教育審議会第1次答申でですが,その際, 情報倫理やネチケットなどの倫理的な内容に加えて,個人情報の保護やセキュリティの必要性など安全教育も含めた幅のあ る言葉として使われました。高等学校学習指導要領解説情報編(平成12年3月)で「情報モラル」が「情報社会で適正な活動 を行うための基になる考え方と態度」と定義され,現在でもこの定義が使われていますが,「情報モラル」という言葉には「相 手を思いやる気持ち」や「自分の言動(発信)に責任を持つ」などの倫理的な態度(心を磨く領域)に加えて,個人情報の保護 やなりすましの危険から身を守るなど情報安全の考え方(知恵を磨く領域)も含まれていると考えてよいでしょう。

ここでは、情報モラルについて、様々な議論が行われました。時には、有識者どうしが激しい議論を繰り返すこともありました。その中でも、多くの時間が費やされたのは、学習の対象をどんな『領域』まで広げるべきかということでした。そこで、情報モラル指導では、2つの領域を想定していくことにしました。ハンドブックにあるように『心の領域』と『知恵の領域』を学ぶべき領域として示していきました。

このハンドブックを作っていく間、会議の中では、様々な言葉が飛び交い、言葉が一人歩きをしてしまうこともよくありました。しかし、専門委員の先生方に共通していたのは、『心を育てるだけでは、子どもたちを守ることは出来ない』という点でした。

今でも、多くの学校で行われている情報モラル学習では、「相手の気持ちを考えて…」と、心の領域だけで、終始していて、実践的な『力』の育成につながらないものがあります。情報モラル教育では、『自分を守る知恵とスキル(技)』の育成が本当は重要なのです。どうすれば、自分の情報を守ることができるのか?今の自分のどこが『キケン』につながるのか?それを知り、それに対応する具体的な『方策・対策』をひとり一人が自分の力で考え、実行できるようにしていく必要があります。

そのために!

■被害にあわないための学習 キケンを知ること、そのキケンを避けるための知恵を知ります。(講演形式が主です) 小学校低学年~大人
■自分の未来を守るための学習  何気ない今の行いが、自分の未来を傷つけることになることを考えます。(講演形式・ワークショップ形式) 小学校高学年~大人
■子どもの時間を守るための学習  親として、子どもの時間を守るために、ICT機器とどう触れ合わせるか考えます。(講演形式・ワークショップ形式) 幼稚園保護者~高校生保護者

このような、活動を行なっていくことが大切です。

ただ、「あぶないよー!やめようねー!」だけではモラル教育にはなりません。

戻る

メールにてご連絡ください TEL 090-****-**** 24hメールOK

PAGETOP
Copyright © Information ethics RI by Ka3NET.com All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.