【情報モラル教育研究所】情報モラル教育・ICT教育・校務支援システムなど、コンピュータと教育の関わりを研究しています。

2017年3月号

みなさんは、買い替えて使わなくなったスマホなど情報機器をどうしていますか。以前は、廃棄することが多かったのですが、最近は、音楽プレーヤーやゲーム機、インターネットを見る道具として残したり、お子さんなど家族に譲ったりすることが増えているようです。今回は、情報機器を『家族にあげる前にすること、もらってからすること』についてお伝えします。
情報機器には、メールアドレス・電話番号、様々なアプリのIDとパスワード、閲覧したインターネットの履歴など、自分の情報はもちろん、他の多くの人たちの個人情報が詰まっています。もらった情報機器の中に残された『前のユーザーの情報』によって、子どもたちが不法なサイトに接続するなど、トラブルを起こすことも少なくありません。そうさせないために、お家の方には、ぜひチェックしていただきたいことがあります。
まず、『あげる前』に、『初期化』を行ってください。それらの方法は、機種によって違いがあります。検索サイトで「スマホ 初期化 バックアップ」と検索し、機種にあった手順・方法で行うことをお勧めします。これで、その機器は『買った時の状態』に戻ります。ここまでで、まずは一安心です。
次に、『もらってから』することは、使う環境によって違います。初期化の再確認や、wifi(無線LAN)の設定、新しいアカウント(ID)やメールアドレスなどを設定する必要がある場合もあります。さらに、使ってよいアプリをインストールしておくこともお勧めします。子ども任せにしないで、お家の方が一緒になってノートなどに記録しながら設定していくことが大切です。
最後に、確実にお子さんを守っていくために、セキュリティーソフトをインストールすることも忘れないでください。子どもたちがよく使う写真アプリに、位置情報を送らなくする設定など、保護者として必ずチェックしていただきたいと思います。様々な設定で困ったときには、ネットで検索したりショップで尋ねたりすることをお勧めします。

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