【情報モラル教育研究所】情報モラル教育・ICT教育・校務支援システムなど、コンピュータと教育の関わりを研究しています。

2017年2月号

「〇〇大統領がツイッターで・・・とつぶやきました。」といったニュースをよく耳にします。今回は、ツイッターやフェイスブックなど、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と呼ばれるサービスについてお伝えします。
総務省の調査によると、インターネット利用者の約3割~4割がSNSを利用しているということです。もともとその目的は、『同じ考えや趣味をもつ人々のつながりをネットの中に作っていくこと』が中心でした。ですから、初めの頃のSNSは、既にそれを利用している人の『紹介』がなければ登録や閲覧ができないものでした。しかし、現在では、ほとんどのSNSが自由に登録でき、誰でも閲覧・投稿ができるようになっています。
こうして広がったSNSを多くの国の政治家や芸能人なども利用しています。これを使えば簡単に世界中に、自分の意見や考えを発信できるからです。そして、それらは短時間のうちに何百万という人に閲覧され、政治や経済にまで大きな影響をもたらす時代になってきました。
強い影響力をもつSNSには、注意すべき点がいくつかあります。その中でも、最も重要なのが、『その情報が正しいのか』を考えることです。昨年、熊本地震の際に「ライオンが逃げた」というデマ情報がSNSを通して発信されました。この『うそのつぶやき』は、あっという間に2万回近く再発信され、止めることができないまま拡散していきました。その結果、閲覧した多くの人が間違った情報におびえることになりました。
こういったことに陥らないために、私たちには何ができるのでしょう。小学校5年生社会科3学期の学習に、『情報化した社会』について考える教材があります。ここでは、テレビ、新聞、インターネットなどの様々な情報を『見比べて考える』ことの重要性を学んでいきます。情報の真偽(うそかホントか)を、新聞社やテレビ局、公共機関など、『信頼できる情報』と見比べながら判断することがますます大切な時代になってきました。

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