【情報モラル教育研究所】情報モラル教育・ICT教育・校務支援システムなど、コンピュータと教育の関わりを研究しています。

2017年7月号

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みなさんは、夏休みの一研究や作品づくりの準備はできましたか。今年は家族みんなで『デジタル作品づくり』に挑戦してみてはいかがでしょう。ネット上には、無料で使えるプレゼンテーション(プレゼン)ツールがいくつかあります。『プレゼン』とは、簡単に言ってしまえば『紙芝居の電子版』のような物です。スライドのように画面が変わっていくことから、『スライドショー』とも呼ばれます。中でも優れた機能を簡単に使うことができる『グーグルスライド』についてお伝えします。
ネットで『グーグルスライド』と検索をしてみましょう。パソコンなら何もインストールすること無く、プレゼンを作る画面が出てきます。これを使えば、一枚の紙に写真を貼り、文字を書き加えていくように簡単に画面を作ることができます。仕事の場面で使われる高価なソフトと同じようなことができるのです。
スマホやタブレットで使うには、無料のアプリをダウンロードする必要がありますが、それさえしておけば、子どもたちが持ち歩きながら、撮った写真をすぐに画面に貼り付けることもできます。理科の観察や社会科の調べ学習など、アイデア次第でいろんな研究に使えます。お家に帰って、家族でパソコンを使って説明を加えたり、色や画面の変わり方を工夫したりしてみるのも楽しい時間になると思います。もちろん、印刷もできますから、夏休みの研究として学校にも提出できます。また、このソフトを使えば、工作などの製作の様子を動画や写真でまとめることもできるのです。
さらに、このソフトにはとても優れた機能があります。ネットにつながっていれば、複数の端末から同時に作業ができるのです。お子さんとお母さんは、スマホを持って観察記録を作り、お昼休みのお父さんが自分のタブレットから一緒に作品作りに参加することができてしまうのです。
スマホやパソコンで家族がつながりながら一つのことに取り組んでいく。長いお休みならではの活用法に挑戦してみてください。

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